
はじめに:人にもシステムにも響く文章とは?
前回は「タイトル」で惹きつけるポイントを見てきました。
今回はそのタイトルを見て入ってきてくれたユーザーに向けた「本文」の書き方に入っていきます。
まず大前提として
「伝えたい事」は貴社でしっかりと持っておきましょう。
書きたいことを決めたうえで、本文にも「6つのポイント」があります。
本文を書く 6つのポイント
① キーワード選定を徹底する
ここはタイトルと変わりません。
「どんな言葉で検索されるか」を意識して記事を書きましょう。
ポイントは変わらず
・「サブワード」を軽視しないこと
・「ツール」と「お客様の声」双方からヒントを得ること
改めて確認したい方はこちら!
「検索ニーズに合ったキーワードを使う」

② タイトルと見出しにキーワードを入れる
前回見たタイトルと同じく「本文中の見出し」と呼ばれるものも
検索エンジンへの中止するポイントとして挙げられます。
例えば、この記事の「② タイトルと見出しにキーワードを入れる」も見出しの一つ。
ブログの場合はこの見出しにキーワードを自然に入れることができるかは重要なポイントです。

③ 本文の文字数は1,500〜3,000文字を目安に
短すぎると情報不足、長すぎると読まれにくい
1,000文字未満は、検索エンジンの評価も得にくいことが…
当たり前な気もしますが、これが鉄則です。
同業他社のブログは言ってみれば競合ページ。これに「質」で対抗するためにこの記事を見ていただいていると思いますが、プラスで「量」が伴ってくるとよりよしです。
ユーザーの疑問を解決するにあたって、見出しでも書いた文字数は目安とされています。
④ 導入文で「読者の悩み」に触れる
検索者の背景を想定して、冒頭に要点をまとめるべし
タイトルで記事を見つけてくれたお客さんがまず目にする導入文。
これが顧客の悩みや興味とマッチしていないと「期待に応えられていない」と捉えられることも少なくありません。
「この記事でわかること」を箇条書きで示すのも効果的。
⑤ 内部リンク・外部リンクを活用する
このように記事の中にサイト内や外部へのリンク設置をすることは検索エンジンの働きかけとしても有効です。
また、ユーザーからしても、より詳しい情報に誘導されることでサイト内での定着を促すことにもなります。


意味のないリンクや貼りすぎは、かえってマイナス評価になることもあるので注意です
⑥ 定期的な更新&リライトを行う
記事は「書いたら終わり」ではなく、育てていくもの。
これができていないケースが非常に多いです!
先ほどの文字数などを意識すると、一度書いて疲れて放置してしまうことがよくあります。
ただ、ブログの1記事も大事なサイトの1ページ。
・年号やデータを最新に更新する(例:2024年→2025年)
・新しい見出しや事例を追加して内容を強化する
さいごに:文章チェックリスト
ここまで、ブログの本文の書き方を見てきました。
ブログ記事は一度書いたら終わりではなく、
長期的に検索され続ける「資産」 になります。
しかし、その効果を発揮するには「正しい方法で」「継続して」
積み上げることが不可欠です。
今回の内容を含め、チェック早見表を作りましたので、参考にしてください。
チェック1 | 本文にキーワードは入っているか? |
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チェック2 | タイトル・見出しに自然にキーワードが含まれているか? |
チェック3 | 読者の悩みを解決しているか? |
チェック4 | 最低1,500文字以上あるか? |
チェック5 | 内部リンク・外部リンクがあるか? |
チェック6 | モバイルでも見やすい構成か? |
どれも「読者にとって役立つ記事にする」ことが軸になっています。
検索エンジンは“更新頻度”や“キーワード数”だけでなく、
ユーザーが満足したかどうか を評価しているからです。
たとえば、
サイトを初めて訪れた人が「この情報わかりやすい!」と思って問い合わせにつながる
数年前に書いた記事を更新したら、再び検索から人が集まり始めた
ある記事をきっかけに「この会社は信頼できそう」と商談に発展した
こうした効果は一夜にして出るものではありません。
だからこそ、 ブログは“コスト”ではなく“投資” と考えるべきです。
最初は時間や手間がかかっても、正しい書き方で積み上げれば、数か月後・数年後に「検索で見つかり続ける」「問い合わせが自然に来る」資産へと育っていきます。
自社の強みを活かしつつ、6つのポイントを1つずつ丁寧に実践してみてください。
きっと「ただの更新作業」から「成果を生む発信」へと変わっていくはずです。